SDGsという言葉が2015年9月の国連サミットで採択されて早8年。様々な分野で環境問題と向き合う取り組みがされており、実生活にも「当たり前」として身近なものになってきています。
インテリア業界もここ数年、海外を中心に環境問題を意識したインテリア商品の販売や取り組みが多くなり、世界中のインテリアイベントでも必ずと言ってよいほどその取り組みがされています。
セレクトショップとして国内外のインテリアアイテムを豊富に取り扱うRignaとしても、環境問題を考えた取り組みや商品の販売を積極的に行っていきたい!
そう考えて、今回は「リグナスタッフが選ぶ!サステナブルなインテリアアイテム6選」
と題して、インテリア業界に精通した目利きのバイヤーおすすめするサステナブルなインテリアアイテムを6つご紹介いたします!
100%リサイクル繊維を使用して作られたラグ「ハラパラグ」。
スペインの南部にあるムルシア地方に12世紀から伝わる伝統的な技法を用いて、一枚一枚丁寧に織られたラグ。ラグやカーペットはムルシア地方の特産物であり、世界に向けて長年輸出されてきました。繊維業の生産過程で出る切れ端や糸を使って製作されるラグ。その製作方法は12世紀にアラブ人から織機と共にもたらされて以来、今日までほとんど変わることのなく伝統として受け継がれています。
同じ柄でも一つ一つ色も風合いも異なるため、世界に一点だけのハンドメイドラグとして楽しんでいただけるのもおすすめのポイント!
繊維のほとんどがコットンですので、肌触りもよくまたオールシーズン使えるのも魅力。
ハンドメイドラグでありながらも、価格がリーズナブル!床暖房、ホットカーペットも対応可能で、ウォッシャブルなので、使い勝手もよし!
ただし、洗う際は手洗いで、かつ色落ち色移りが生じることもあるのでご注意を!
発色の良い色柄のラグなので、お子様のお部屋にもおすすめです!
建設現場で使用された足場板(古材)を使用したテーブル。
使い込まれた“風”ではなく、実際にしっかりと使い込まれた足場板のラスティな雰囲気がテーブルの品格を感じさせる逸品。足場板はそれぞれ木目や色味、キズ、割れの状態が一枚一枚異なるため、こちらも世界で一つのテーブルとして楽しんでいただけます。
高さ85cmのハイテーブルなので、スタンディングデスクやカウンターとしても使えますし、別売りの棚板を使えばシェルフとしても使用できる、変幻自在なテーブル。使う方のアイデア次第で色々な場所で活躍できる、まさにサステナブルなテーブルです。
「刃物のまち・関市」として世界的にも金属加工で有名な岐阜県関市にある杉山製作所の職人が手作りで一つ一つ作る金属フレーム。継ぎ目のラスティ感が足場板と相まってより品格を感じる雰囲気を醸し出しています!
Rignaのポータブルランプといえば「パンプシェード」。様々なメディアやドラマにも出演している大人気照明。一時は注文が殺到しすぎて入荷を数か月待つなんてことも・・・・
このランプ。本物のパンなんです。
本物のパンの中身をくりぬいて照明を入れてコーディングして作ったのが「パンプシェード」。でも食べられないのでご注意!
パンが大好きな作者の森田さんが、売れ残って廃棄されていくパンたちを見て・・・
「もったいない・・・・」と思いついて、照明にしてしまったという、なんともサステナブルな逸品。
ちなみにくりぬいたパンの中身は、作者の森田さんがアレンジして召し上がっているとの事。ちょっとしたギフトにも喜ばれる楽しいギフトアイテムとしてもおすすめです!
日本の老舗家具ブランドといったら必ず名前が出てくる「カリモク」。1940年に愛知県刈谷市に木工所を創業。今では国内27か所の営業所、26か所のショールームを展開する、日本を代表する家具ブランド。
「森との共存」を一貫して取り組んできたカリモク。この「プロップ テレビボード」はカリモク家具の中の「KARIMOKU NEW STANDARD」というブランドラインのテレビボード。
これまで家具の材料として安定的に利用するには難しいとされ、産出量の約95%が紙パルプ用のチップにされてきた国産広葉樹を家具の材料として使用。木を知り尽くしたカリモクならではのノウハウと技術で、高品質な家具としてその国産広葉樹を生まれ変わらせました。
天然木ならではの木目や虎班(とらふ)といわれるナチュラルマークを楽しめる、サステナブルなアイテム
インテリア好きでもそうでない人でも一度は目にしたことのあるはずの、名作中の名作チェア「CH24」。通称「Yチェア」。北欧家具デザインの巨匠である、ハンス・J・ウェグナーの代表作。何故このYチェアがサステナブルなのか?これは様々な観点からその理由があります。
・Yチェアは世界中の森林の持続可能性を確保するために、FSC(森林管理協議会)認定の木材を使用している
・高品質な素材と質の高い製造工程によって作られるため、高い耐久性を持っている
・曲木加工を上手く使う事で、パーツの数を少なくし、また金具を使わない構造になっている
・修理や部品交換がしやすいため、長く愛用できる
・製造過程での労働者の権利や安全を守る取り組みが行われており、社会的な側面の配慮がされている
Yチェアの中でも一番人気のある「ビーチ材のソープ仕上げ」は使い込んで、メンテナンスして育てていく醍醐味があります!
1949年に発表されて約80年。世界中で愛され続けるこのチェアは最先端のサステナブルチェアとしてこれからも愛され続けると思います。間違いなく持っておいて損はない一脚です!
ちなみにCH24がYチェアと呼ばれる所以は、背板部分の木部がYの字に見えるからで、これは通称名なのです。ウィッシュボーンチェアを言われるのは、この背板部分が鳥の鎖骨「ウィッシュボーン」の形に似ているからその名称がつけられました。
国産針葉樹の間伐材(木が密集して育たないように一部を切り出した際に出る木材)を活用した、サステナブルなディフーザー。天然木ならではの一つ一つ異なる表情が楽しいアイテム。ステンレスのフレームと木のコントラストがまた美しいのです。
直径9.2cm、高さ2cmとコンパクトなサイズですので、置く場所や使い方も様々。瓶にスティックを挿すタイプのディフューザーをこぼしてしまった経験がある方にも、倒す危険性がないのでお勧めかも?
ウッド×ステンレスのデザインなので、様々なインテリアのテイストに合わせられるので、スタイリングも楽しめそう。好みのエッセンシャルオイルを直接垂らして使えるので、ご自身の好きなオイルを選んで使ってみて下さい。ギフトにもおすすめのアイテムです!
「サステナブルという事だけで考えず、インテリアとしても楽しみたい!」
セレクトショップであり、インテリアコーディネートを強みとしているRignaならではのサステナブルなインテリアアイテム6選。
環境を意識しながらもしっかりとインテリアを楽しんでもらえるアイテムですので、ぜひ身の回りに取り入れてみてはいかがでしょうか?