今回は投資家兼事業家のジェレミーさんが所有する2つの物件をリグナのコーディネーターがコーディネートし、
CG事業部が3Dパースでジェレミーさんとインテリアを作り上げるプロジェクト。
インスタグラムを中心として活躍されている投資家兼事業家。
UCLA、香港大学院を卒業後、アメリカの大手投資ファンドに就職。
その後独立し、民泊事業やUber Eatsの立ち上げ事業に参画。
現在はシェアハウス、民泊、一棟貸しホテル、撮影用ハウススタジオを経営中。
自身のインスタグラムでは、ストーリー配信で投資や不動産についての知見を惜しげもなく公開し、
また様々な企業とコラボをしている。
Instagramのフォロワーは現在43,000人越え(2022年1月時点)
「リノベーションでこだわったポイントは、エッジが効いているけれどもシンプルで角が立ちすぎないちょうどいい温度感の普遍的なデザイン性です。不動産を資産としてみた時に、長く持つにしても売るにしても、リノベーションの価値が短期的ではなく10年経っても20年経っても続く長期的なものである必要があると思っています。だから普遍性はもちろん、素材の耐久性にも拘りつつ、普通のリノベーションとは違う高級感も出しつつというところにこだわりました。」
これまで何度もリノベーションを経験し、また不動産に対する高い知見があるジェレミーさんならではの思い。そんなジェレミーさんからいただいたインテリアのイメージは昨年から世界的に人気のあるインテリアスタイル「ジャパンディ」。「ジャパンディ」とは日本のインテリアテイストと北欧のインテリアテイストをミックスしたシンプルでミニマルなインテリアテイスト。ここにリグナのコーディネーターがインテリアの魔法をかけ、CGでイメージを仕上げる。
約90㎡の空間をハウススタジオ用としてリノベーションした物件。
リノベーションのデザインはジェレミーさんのご友人の設計士の方が担当。
こちらはご友人の設計士の方が製作したイメージCG。
今回の内装は天井の木パネルデザインとL字形状にデザインされたカウンターが特徴的なスタイリッシュなインテリア。
ウッド(有機的)とコンクリート(無機的)な素材が掛け合わされた空間をどのようにコーディネートするか。
リフォームの現場風景。リフォームはビフォーアフターの変化が楽しめるので、途中過程も面白い。
「この物件は「ハウススタジオ」として活用するため、様々な方の、様々な使い方に対応できる空間にすることを一番に意識しました。よくある「パターンや型の決まったハウススタジオ」ではなく、ジェレミーさんのリノベーションへの思いでもある「ちょうどいい温度感の普遍的なデザイン性」を重視し、インテリアをシンプルにすることで、使う方の「イロ」を入れやすくし、パターンや型を決めず変容に対応ができるコーディネートになっています。また、この部屋の特徴である複数の大きい窓から入る光を生かし、その光と影をインテリアとして取り入れられるように計算しています。」
インテリアをシンプルにするということは、同時にデザイン性を下げてしまう危険性も伴う。それを回避するために、素材の良さや家具のディテール、そして光と影のバランスを考えてコーディネートすることでシンプルで普遍的でありながらも、飽きのこないコーディネートに仕上がっている。
キッチンの上部にある下りの木パネルにあしらわれたダウンライト。木パネルが持つ上部の空間。それが織りなす光の影の陰影。大きな窓から入る光と、その光から生まれる影のコントラスト。中央部分を丸く開けたデザインのダイニングチェアが織りなす光と影は、昼夜でまた違った印象を魅せてくれる。裾に向けて程よいカラーグラデーションのかかったレースカーテンも光と影を楽しむ重要なインテリア要素となっている。特徴的なデザインのカウンターと天井が魅せる「直線」をダイニングテーブルのテーブルトップに施された「マス目の直線」デザインとリレーション(=関連させること)をさせることで、空間に統一感を持たせる仕掛けを施しているのも今回のコーディネートのポイント。
「色を抑えることで際立つインテリアの素材とデザインを魅せるコーディネートにしています。カウンタートップの少しだけピンクがかった色を、リビングにレイアウトした1人掛けのソファとラグに取り入れることで、色のリレーションを作っています。このリレーションをとることで、統一感を持たせることができ、質の高さを演出することがでるのです。ソファの上のペンダント照明は、サイズの異なるものを入れることで、それぞれが織りなす光と影の陰影を楽しめるようにしています。アーチデザインのシェルフも昼夜の陰影で表情が変わるので、光と影を楽しんでもらえるようにしました。」
ダイニングエリア、ソファエリアと共通しているのが、曲線と直線の融合。シンプルなインテリアにするからこそ、この融合が織りなすデザインが際立ちインテリアに華を添える。ここにこの空間を使う方がそれぞれの「イロ」を入れることで、完成する「刹那的なインテリア」が生まれる。まさに普遍的でありながら変容するハウススタジオのインテリアが完成する。
この部屋のコーディネートで使用されたアイテム
約50㎡のリノベーションした都内某所にある住宅用物件。
オープンキッチンタイプのレイアウト空間をインテリアイメージであった「ジャパンディ」に仕上げるために、どのような魔法を掛けたのか。
「限られた空間に多くの要素を詰め込んでしまうと、どうしてもごちゃついてしまい、インテリア性が下がってしまう。それを避けるためにも家具を選ぶ時にディテールをこだわりました。テーブルとソファには直線的なものを取り入れ、チェアや照明は曲線を取り入れ、直線と曲線の掛け合わせを使い日本の美の趣である「侘び寂び」を演出しました。またチェアのデザインも野暮ったくならないように座と背の間に空間を作るすっきりとしたデザインのものを入れることで、空間にメリハリをつけるようにしています。照明のデザインに「日本的な要素」を強く持たせたアイコニックなデザインを持ってくることで、コテコテならない程よい「和」の風合いをインテリアに取り入れました。」
ソファ前には段違いのシェルフをセレクト。並べ方や組み合わせの仕方を変えることで、その用途は様々。ダイニングテーブルは奥行きをコンパクトにすることで空間に余裕を作っている。ソファはジェレミーさんがお気に入りのRignaオリジナルブランドREMBASSYのMANIソファ。シンプルながらも少しルーズなパイピングデザインがインテリアのアクセントになっている。アームの高さや有無を選べたり、張地やサイズも選べる人気のソファ。布の場合はカバーリング対応なので、メンテナンス性が高いのも人気の特徴。
「限られた空間の場合、どうしても家具のレイアウトを変更することが難しく、模様替えも気軽にしにくい問題が生まれます。今回はそれを解消するためにも動かしやすく多用途なシェルフをセレクトしました。ダイニングとリビングに一体感を出すレイアウトに変更したいと考えた場合は、ソファの向きを180度変えて腰窓の下に配置すると良いと思います。その場合はシェルフを組み換えて一番小さいものを組み換えてソファの前や横に置く使い方も一つの使い方ですね。」
限られた空間を、使う方に合わせて世界観を崩さずに変えられるコーディネートプラン。ジェレミーさんの想いでもある「10年経っても20年経っても続く長期的な価値」を変化を楽しめるコーディネートで実現させた。
この部屋のコーディネートで使用されたアイテム
RIGNA CG LABOでは、今回の様な住宅のCGパースをはじめCGアニメーション・VR等の制作も手掛けています。また商業・飲食・住宅・マンション等建築のCG制作だけでなく、国内外著名アーティストのVRライブ、国際的スポーツイベントの映像制作等を手掛けるなど、ジャンルに囚われる事なく活動の幅は多岐に渡り対応しています。詳しくはHPをご覧ください。
こだわりの家具・雑貨を組み合わせたインテリアコーディネート提案や、空間づくりのご相談を承っております。
インテリアコーディネート相談なら、著名人宅からホテルまで、実績経験豊富なリグナへ。
無料のご相談プランもございます。
おしゃれ家具大好き・経験豊富なリグナスタッフが、心を込めてご提案いたします。