コーディネート 031 T R I C K S

都内を中心にリノベーションブランドを展開する「REISM」とのコラボレート企画。
「REISM meets Rigna」
シングル向けのリノベーション空間をメインに、リグナが化粧を施します。
つづく第7弾は、女性デザイナーが手がけたというインダストリアル空間。

上品なマットグレーが木材の表情を引き立てる、デザイン空間。要所のディテールはこだわりを感じさせ、やさしいコントラストがポイントです。なんとなく「アパレル」のようなテイストのワンルームとなっています。
そんなお部屋に合わせる家具テイストですが、”魅せる”力がキーとなるのだと感じました。
要素としては「無骨」「繊細」「メリハリ」です。なので、大きい家具は”鉄”アイテムを中心に、小さな家具で”木”を取り込みながら
空間のテイストを捉えつつ、呑まれることのない存在感を持つアイテムをセレクト。「黒」を混ぜつつ、空間がボヤけないようバランスをとったコーディネートとなりました。




REISM meets Rigna

間取り|1R 15.5畳
所在地|東京都文京区
完成年月|2015年4月
業務範囲|トータルコーディネート
コーディネーター|リグナデザインチーム
協力|REISM
物件HP/before|Kawaza江戸川橋
写真|八幡 宏

Scene 01
Habitation
アビタシオン

この空間、というかこの見えかた・・・なんだか不思議です。
玄関入ってすぐにステップフロアになっている為”高低差”が出来ています。そしてその境目には腰壁が立ち、空間を仕切っています。上品なんだけどグレイッシュで独特な色合い、そしてこの造作的な空間構成。

HomeやRoomというよりHabitationという響きのほうが馴染みます。アパートというよりアパルトマン、みたいな。(言いたいだけ)

空間のアイテムはというと古材を交えたインダストリアル。それぞれのアイテムは個性的なのに、空間がそれらを繋いで柔らかくしてくれています。

Scene 02
& Charles
そこには彼の椅子と

ダイニングエリアにあたるキッチンカウンター前。素材には鉄と古材を使用したテーブル、木フレームがスッキリ美しいチェア、そして対面にはイームズのシェルチェア。

まるで”昔から愛され続けてきたオールドダイニング”のような雰囲気を醸し出しています。静かさと重厚さがバランスよく取り込まれています。

Scene 03
Iron Color
テツイロ

”テツイロ”ってどんな色なんでしょう。ネットで調べても、「あれ?こんな色なの?」という感じになります。(深い緑みたいな)
個人的にも”鉄”という素材は大好きなんですが、別にその色が好きな訳じゃないんだと思ってます。

じゃあ何か?
きっとその”深み”が好きなんです。色では表せない、絶妙な光沢感と”黙りこくった”感じ。家具工場に行っても「この角パイプ・・・貰ってもいいですか?」って用も無く貰っちゃいます。
大きな面で使ってもかっこいいけど、こうやってフレームとして使われているだけでも、その空間が引き締まる感じがします。木材(古材ももちろん)との相性も抜群。

ずるいなぁ、鉄。

Scene 04
Little Wood

お部屋が切り替わったようですが、同じ空間です。ここは立ち上がり面に木が貼られているので照明が当たると暖色に包まれます。

お部屋全体で見た時のアクセントエリアですね。木部が多いため、ディスプレイには”堅い”ものを。(ちょっとサビてる感じもgoodです)そしてオール木のスツールを一脚。丸みを帯びたラインが浮き上がって、かわいらしさもあります。
デンマークの職人が丁寧に作り上げている逸品です。

Scene 05
Accessory

古材テーブルの上には素材感のあるさわやかなブルーのカップ、ステンレスのキッチンカウンターの上には木を削り出した器類。
ボリュームが少なくても、マテリアルでメリハリをつけたディスプレイです。

うん、このくらいがちょうどいいなぁ。

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