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コーディネート 057 C A S A B L A N C A

都内を中心にリノベーションブランドを展開する「REISM」とのコラボレート企画。
「REISM meets Rigna」
シングル向けのリノベーション空間をメインに、リグナが化粧を施します。

つづく第19弾、一見ベーシックな白い仕上がりを見せるこの空間は、まるで影を描くことで光を現すように仕組まれたかのような遊び心のある白い部屋。
そんな立体的な白に映える、ワンルームプチリゾートコーディネート。

オーク材のヘリンボーンが美しい一室。
間取りは変則的なL字空間ですが、角があるからこそコントラストが生まれ、そしてそのコントラストを上手く取り入れた空間です。
アクセントに輝く真鍮のハンドルが上質なプライベート空間を演出しています。

家具も空間もトーン&マナーを壊すことなく優しくまとめ、床・壁・天井と一体となり、そこに流れる空気とも馴染む仕上がりとなっております。

扉を開ければ別世界。
さぁ、少しだけ優雅なワンルームライフを。




REISM meets Rigna

間取り|1R 9.6畳
所在地|東京都大田区
完成年月|2016年4月
業務範囲|トータルコーディネート
コーディネーター|リグナデザインチーム
協力|REISM
物件HP/before|iChic南六郷
写真|八幡 宏

favorite position
on the CORNER

キッチンとベッドをつなぐコーナーエリアへリビングアイテムを。ソファの背のフォルムを活用し、流れるような導線としました。

全体的に素材を散らしつつも、ポイントポイントで高さのメリハリを設け、コーナー部分にボリューム感のあるアイテムをセレクトすることにより、それぞれのエリアをゾーニング、それでいて納まりの良い”すっぽりとハマった”レイアウトとしました。
ダイニングには白い森、ベッドエリアの天井には白い光の花。それぞれの照明効果も印象的です。

she likes
basetone + 1

強い主張はなくても、大きな面だからこそ重みの出るベーストーン。
家具を”映えさせる”か、”馴染ませるか”。今回は後者のパターン。
そして大事なのはボリュームを持たせること。
それでもベーストーン+グリーン、ベーストーン+アイアンなどのワンアクセントがあるだけでその空間は上品かつ、しっかりとした締まりを見せてくれます。

image scene
with HER

お気に入りのコーナーにポゼッションを置くのはそう、ハイカラさんです。
何やらお読みになっているご様子・・・
何でしょう?

奥に見えるアルファベットを意匠としたキャビネットにつられ「洋書かな?」とお思いでしょう。実に惜しい。
ハイカラさんが今お読みになっているのは、洋書の内側に忍ばせた前年度の地域対抗 青年会による俳句100選です。
初句・二句からの結句へ「そうきたか」と、おニヤつきになられております。

dining space
is LIGHT

大きな窓からは陽の光が明るく差し込み、ダイニングの乾いた天板を優しく撫で上げます。
床のオーク材と素材は違えど色味の近しい杉古材。
アイアンのスッキリした脚廻りが軽やかです。
程よい雑多感が居心地の良さを表現してくれています。

image scene
with HER

「お皿を戻しt・・・あっ・・・いたーーー!」
そうそう、キッチンの片隅に置いていたお花のアート。
ただ静かに、物言わず、優しくキッチンを彩ってくれておりました。

「どこいってたのよーーーー」
ずっとここにおりました。
「探したんだからねーーーー」
ありがとうございます。
「勝手にどっかいっちゃだめだよーーーー」
・・・は、はい。

空間のどこかに愛でるべき一枚のアートがある、それはそれは優しい世界。

the other side
of the CORNER

振り返ればリビング越しのベッドサイド。
それぞれこだわりの詰まったアイテムたちが、あるべき場所にすんなりと収まっています。
グリーンのアクセントと光の陰影、浮き上がる古材の質感。
自然体でありながら豊かな心持ちが感じられるようです。

image scene
with HER

もしかして、もしかしてですよ?
壁に飾られている動物たちの素敵な写真は・・・ハイカラさんが撮ったんですか!?

「買った♫」
さて、プチ動物園と化したベッド周りは、リビングとはまた異なるリラックス感。
壁に寄せたベッドが教えてくれるのは、壁にもたれることの心地よさです。
むむ、よく見たらクッションにも鳥が・・・
楽しい夢が見れそうです。

edge of room
PLAIN WOOD

厚さは重さ。
マイナスの美学が創りだす存在感は、どっしりとした安心感を与えてくれる。
シンプルでクールに見えるのにそう思ってしまうのは、それ故です。

edge of room
METAL ACCENT

メタリックな素材感、それはマットな空間に相反するようで実は仲良し。
もしパフェに乗っているものが全てアイスだったら、全てチョコレートだったら。
それほど面白くないことはありません。
色んな食感や温度、味わいが混ざるから楽しいんです。
インテリアだって一緒ですね、きっと。

edge of room
DRY & WET

サラッと乾いていたり、しっとりとしていたり。テクスチャの違いにフォーカスを当てると、けっこう面白い。

インテリアを考える上でマクロ視点といいますか、引きで全体を整えることがベーシックですが、たまにはこうやってミクロ視点で覗いてみるのも楽しいかもしれません。
顕微鏡を覗いて見つけた微生物に興奮する的な??
・・・違うか。

edge of room
ANIMAL on the WALL

枠とは、窓。
自分のいる側と、”向こう側”を結ぶ窓。
アートフレームを壁にかけることで、空間が様々な展開を見せてくれる。
想像するだけで楽しくなります。

今回は・・・
動物園内に建てられたワンルーム??

edge of room
various TEXTURE

リネン、コットン、ウォールナット、オーク、FRPにセメント、そして紙。
いろんな素材が絡み合っているのをついつい凝視。
面白いなぁ。

ealing on ceiling
PAPER FOREST

日常に遊び心と癒やしを。植物を模した照明の装飾は、「エアクリーンペーパー」によって造られています。
このエアクリーンペーパー、なんと光触媒機能を持っており、空気をきれいきれいしてくれるという
幻想的な意匠を持つ機能性照明なのです。
植物の形してて空気きれいにしちゃったら、それはもはや植物ですよね。
※LEDを使用した場合光触媒機能は失われてしまいます。無念。

material control
OAK - DARK RUG - OAK

木の床に対しては、やはり同じ素材で合わせたくなるのがコーディネートの性。
しかしそうすることで時に”のっぺり”してしまう可能性も??
シンプルなものほどそういった印象を覚えやすいのは個人的な経験から。
でもそんな時は一枚ラグなどを挟んで輪郭を出してあげると、スッと腑に落ちる感覚を覚えます。
意匠だけではなく、素材と素材の組み合わせをコントロールするのも、私たちの楽しいお仕事なのです。

インテリアのご相談

こだわりの家具・雑貨を組み合わせたインテリアコーディネート提案や、空間づくりのご相談を承っております。
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