ショッピングアプリ「Cart(カート)」を運営するカート株式会社のオフィス移転に伴い、新規オフィスのインテリアコーディネートを担当させていただきました。
内装はコンクリートの躯体に白塗装。幅広の古材をはりめぐらせ、天井配線も非常にスッキリしていて、スケルトン天井が心地よいオシャレ空間です。
コーディネートするにあたり、活かしたいのはその素材感。
スチールや古材でラフさとの調和を図り、チェアやソファはファブリックでやさしく整えます。
居心地の良さにウェイトを置いた、「帰りたくないオフィス」に仕上がりました。
雪景色の中にいるかのような、ザラついた白い空間。
古材との相性も良く、きれい目なインダストリアルを感じさせます。
執務スペースはシンプルにビッグテーブルを並列。
ワークチェアではなく、ダイニングチェアを合わせることでカフェのようなライトテイストとしました。
こだわりの家具・雑貨を組み合わせたインテリアコーディネート提案や、空間づくりのご相談を承っております。
インテリアコーディネートのご相談なら、著名人宅からホテルまで、実績豊富なリグナへ。
無料のご相談プランもございます。
おしゃれ家具大好き・経験豊富なリグナスタッフが、心を込めてご提案いたします。
執務スペースとパーテーションを挟んだ反対側には、応接を兼ねた憩いのリラックススペースを。
肌触りの良いファブリックのソファはコーナーで配置し、グリーンを絡めたオアシスのように、しっとりとした心地よさを感じさせてくれます。
木陰から覗くかのような、レイヤー感。
お昼を食べた後はソファでゴロゴロしたくなりますね。
二つの空間の境に立つ収納パーテーションは、シェルフとボックスを組み合わせた仕様。
その上にはライティングレールから棚板を吊り、目線より高い位置に植栽を配置。
高低差が出ると、空間にメリハリが生まれます。
ボックスはアナログに「ただ引き出す」仕様です。古材の表情と、スチールの引き手が相性バッチリです。
意匠的にもリズムがあってオフィスのアクセントに。
休み時間。
お腹が膨れて心地よい残りの時間、電源はオフにしてひとやすみ。
窓から差し込む優しい陽光が、家具の表情を撫で上げます。
ボンッと大胆な膨らみを見せるMANIソファ。
あのコーナーは取り合い必須です。
・・・いや、手前側に足を放り出しても良さそうですね。
タイヤとラフな古材天板が印象的なカートコーヒーテーブル。
重量感満載のキャラクターです。
天井のライティングレールに専用フックを噛ませ、チェーンで吊った宙吊りシェルフ。
こういった見せ方も、遊び心の一つです。
執務スペースに現れた白天板の島デスク。造作にて特注しました。
黒いスチール脚は床と、天板は壁・天井とそれぞれ混じり合っています。
幅3.6mのサイズ感は圧巻です。
足元の白い箱状の脚は空洞となっていて、配線を通せる仕様になっています。
さらに内部でコンセントタップを設置し、天板からパソコンや携帯充電器などのコードが出せる仕組み。
天板面をスッキリ見せたいなら是非欲しい機能です。
ね、スッキリ。
杉古材 × 鉄。
この素材感の組み合わせ、大好物です。
数ある素材の中で、合わせたり、外したり。コーディネートの面白いところは、細部にこそ潜んでいるのだと思います。