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コーディネート 072 B O O K M A N

都内を中心にリノベーションブランドを展開する「REISM」とのコラボレート企画。
「REISM meets Rigna」
シングル向けのリノベーション空間をメインに、リグナが化粧を施します。

プロジェクト第27弾。
陽当たりの良い角部屋。爽やかな風と、遮蔽物のない視界から得られる浮遊感。なんだか肩が軽くなったような、気取らない充実感があります。

オーク材のフローリングの上に立ち上がる本棚、いや壁、いや、本棚の壁。使い切れないほどの箱たちが、私の心を熱り立たせる。

「全部埋めてやる」
時間がかかったって構わない、荷物が増えたって構わない。いつしかそれが私の楽しみになり、いつしか私の自慢になる。

ワンルームという限られた空間。
しかしこの場所こそが我が城なのだ。
鼻歌交じりの休日、らしく楽しもう。




REISM meets Rigna

間取り|1R 8.7畳
所在地|東京都台東区
完成年月|2017年3月
業務範囲|トータルコーディネート
コーディネーター|リグナデザインチーム
協力|REISM
物件HP/before|Hondana上野
写真|八幡 宏

>> atmosphere
someone's books in my box

大きな窓面からは暖かい陽差しがストレートに飛び込んでくる。
床を明るく照らし、コントラストが強くなる。
一面だけ、モルタル仕上げの壁。
しっとりとしたその素材感に、Keith Haringがポップなアクセント。
その真下で向かい合う、名作チェアの横顔。その静かな佇まいに惚れ惚れします。
本棚にはどこかの誰かが綴った書籍が。
でもそれだけじゃない、このワンルームという一つの箱にはたくさんのロマンが詰まっているのです。

振り返れば2面採光の明るい一角。
普段からナチュラルに日光浴ができますね。
ソファから奥はキッチンとなっています。
・・・む、なにやら甘い香りが・・・?

>> image scene
with MEN

キッチンからひょこっと現れたのは上野のハイカラさんです。
「やぁやぁやぁ!いらっしゃい!ちょうど今カップケーキを焼いていたんだよ、よかったらどうだい?」
・・・と聞こえてきそうな爽やかな笑顔。
暮らしが人を豊かにする、きっとそれは間違いないのでしょう。
この笑顔が答えです。

>> my favorite sofa
His name is REGGIO

ボディ全体をレザーで張り包んだダンディなソファ、レッジオ。
その御御足までレザー張りと、「俺がレザーだ」と言わんばかりの見事なレザーっぷり。
レザーの色名は「オールド サドル ナッツ」と、抜け目のないオシャレ。
しかしそのフォルムはどこか色気のあるような、スタイリッシュなシルエット。
うーん、かっけぇっす!
失礼、
とてもかっこいいです。

>> atmosphere
white Monday

寝て、起きて、仕事行って、帰ってきて、寝て、起きて、、、
考えるだけで毎日のルーチンが心にのしかかってくるのは現代の悩み・・・
でもこんな爽やかなベッドで目覚められたら、なんだか心が安らぎそう。
ベッドの位置一つで、解決することだってあるかもしれない。

おや、なにやら読書中のハイカラさん。
仕事の資料でも眺めているのでしょうか?
もしかしたら、将来カップケーキ屋さんを出すときのお店のイメージを探しているのかもしれません。
グリーンを視界の脇に置き、なんだか癒されそうな時間です。
おらそう思う。
失礼、私はそう思います。

>> atmosphere
FLOW

風が流れ、音が流れ、光が流れ、
窓を開けはなつと、周りの全てが流れ始める。
・・・というより、「窓を閉める」という行為そのものが、ある意味「止める」ということなのかもしれない。
窓開け放って、自然体のまま成り行きに身をまかせる。
休日くらい、そんなんでいいんじゃないですかね。

>> actor
with BLACK

黒いアイテムを適度に取り込めば、ほどよくピシッと引き締まります。
重くならない程度に、邪魔にならない程度に。
「ダイニングの上」みたいなミニマムな部分だけじゃなくて、いろんなところにある「バランス」が組み合わさって、
あなただけの素敵な空間が生まれるんです。
"木を見ていては森は見えん"とね。
これだからインテリアは面白い。

>> my favorite time
5 p.m. SUN DOWNER

季節は春。
日もすっかり長くなり、5時と言えどまだ明るい様子。
それでもうつらうつらと傾き始める太陽に、どこかセンチになる不思議な時間帯。
昼間は静かにしていた照明が、「これからだぞ」と部屋の雰囲気をガラリと変えます。
いい時間が始まります。

左手遠く彼方には夕焼けダイアモンド。
街の雑踏と、気まぐれなラジオ。
枝豆とやっこ、そしてビール。
あっという間に夏が来て、あっという間に年が暮れる。
でも新生活を始めた今、一年という長いような短いような時間も、いつもよりもなんだか楽しめそうな予感。

>> image scene
with MEN

まだまだ仕事モードのハイカラさん。
集中力がすごい。
よい空間は、よい閃めきを与えてくれるのでしょう。
しかしまぁ没頭してますね。
おーい、晩ですよーーーー。

>> actor
little greens sessions

窓際に並ぶ小さな役者たち。
太陽の光をその葉で反射して、私たちを癒してくれます。
"大鉢をドンッ!"もいいけど、"小鉢をズラリ"もいいものです。
鉢が多い分手間もかかるけど、それもひとつの楽しみ。
いや、それが楽しいんじゃないか。

>> layout
window side

「全部埋めてやる」という野望の前に物があったら邪魔ですからね。
ラグやスチール素材を用いて、コントラストのバランス調整。
爽やかなブルーやグリーンは窓辺に寄せて、オアシス的なポジションに。
やっぱり、床が見える分お部屋が広く感じられます。
大事だなぁ、バランス。

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