コーディネート 073 G U M P

まとまることのない不可思議なインテリア。
無意識に感じてしまう「謎」。
緑の補色、赤やピンクを用いたカラースキムは強く、潔い。
ヘリンボーン天板のリビングテーブルに、何故か安心感を覚えます。

かたや落ち着きのあるソファサイド。
キャメルレザーの色合い、そのマットな表情は堂々たる佇まい。
奥へ続くベッドサイドは、レースに遮られた安らぎの間。
レイヤー感のある空間構成となっています。

おいでなさいました、「謎」の張本人、ハイカラさんです。
その時その場所、目に入った"好きなもの"を持ち帰り、この不思議の森を作り上げたワンダーガール。
好きだから心地良いし、好きだから飽きない。
理にかなったお買い物も素敵ですが、心に素直なお買い物も、これまた素敵です。

森の中で密かに成る果実のような、目を惹く存在感。
「アンチェア」
彼女は彼女に出会ってしまった。

お気に入りの家具と対話するように、その背中を預ける。
家具だけではなく、アートやディスプレイ雑貨など、多岐にわたる"好きなもの"が所狭しと彼女の部屋を彩ります。
まぁ、楽しんだもの勝ちですね。

赤くもなく黄色くもなく茶色くもない。キャメル。
その絶妙な色合いと、しっとりとした優しい肌触り。
そのひとつひとつが、推しポイント。

まるで天蓋に包まれたかのような、ゆるく柔らかいベッドサイド。
そのレースはゆりかごのように風に揺れ、程よくゾーニングを図ってくれております。
特別な夢の世界を演出してくれる、ハイカラさんお気に入りの場所です。

ゾーニングで＋ワンルーム。
カーテンレールなどはないので、木枠に巻きつける。
そのざっくり感も、よし◎

透明で綺麗なものは、つい並べたくなる。
向こう側を少しだけ曲げて見せてくれる彼らは、おとなしい顔したピエロのようなエンターテイナー。
小さないたずら。そう考えるといつもと違ったものが見えてきそう。

普段外食がメインのハイカラさんにとって、キッチンもひとつの居場所。
何をするわけではなくて、そこにいること。
カウンターチェアに座った目線、それはソファともベッドとも、立った時とも違う高さ。
ときたまこうやってぼーっとするのだそうな

金色が好き。
ガラスケースに守られたような、高貴な金色ではなくて。
木や鉄たちとも仲がよくて、日常に溶け込む。そんな金色が好き。
青空マーケットで偶然見つけたような、そういった特別感が少しでも生活の中にあると
より毎日が楽しくなりそう。

モノとモノを繋ぐ金色。
そんなのもいい。
邪魔しないけど、すこしの動きと華を持たせてくれる。
こんな感じがいい。

風を受け、揺れるレース。
部屋の中で、ゾーニングの役割をしなやかに果たします。
扉のようにはっきりと分け切らないボリュームと素材感。
その距離感がちょうどいい。

猫、花、どちらも彼女の好きなもの。あとはまぁ、犬もキャベツも大好きです。

緑の壁面を、お気に入りの小物たちで埋め尽くす。
野や山を、花や果実が彩るように。
きっと今日も何か持って帰ってきてますね。

その並びにはデスク替わりのミニマルスペース。
少し籠りたい時、集中したい時はここにきます。
棚板に足を乗せて、体育座りのような姿勢がベスポジです。