株式会社アトラエ様のオフィス増床に伴うインテリアコーディネートを手がけさせていただきました。
今回のグランドコンセプトは「社員にとって居心地の良い場所」。「来客スペースばかりが豪華につくりこまれているのに、執務スペースは結構普通」という体面上おしゃれなオフィスではなく、「そこで長時間働く人たちが快適に過ごせるかどうか」という点に重きを置いたプロジェクト。
以前は同ビル内においてアンティーク調を取り入れたダークトーンのインテリアでしたが、今回の増床を機に、西海岸風の明るく爽やかな空間へと変貌を遂げました。
Rignaでは家具はもちろん造作、アート、グリーンコーディネートを担当させていただきました。
こちらは2Fのソファスペース。
アイテムひとつひとつが大きくて、ゆるい印象。
ゆったりと余白も多く、スタッフの方々も肩の力を抜いて仕事ができそうです。
雑談から始まって、気づけばミーティングと化してしまうような?
集まれば自然とパーティが始まりそうな?
リラックスを与えることこそが、最高のフォローになりますね。
ソファセットの奥にはパーゴラが組まれたベンチシート。
いくつかのシーンが隣り合わせの空間。
「あ、向こう空いたみたいだからあっち行っちゃう?」的なことも起こりそうです。
「ジェラール ウッドフレーム パーソナルソファ」の背面にはアートフレームをランダムレイアウト。
大きい面も、配置一つで動きが出ます。
ちなみにこのソファ、女の子なら2人並んで座れちゃうほど大きいです。
およそ4mに渡るビッグシルエットと化した「マニソファ」。
組み合わせによって様々なレイアウトが可能なマニも、今回は潔くストレート配置。デッカい。
背に腰掛けたり手足を伸ばして横になったり。
ソファの周囲に余白があるから、いろんな使い方できちゃうんです。
みんながこのソファを囲んで集まってくれたら、そんな想像をしてしまいます。
キャンバスの張地がザラついていて心地よい。
このラフでざっくりとした感じ、これがいいんです。
ベンチシートの間には、パーケット天板のテーブルを配置。
乾いた触り心地とスチールエッジが効いてます。
回遊する廊下とともにいくつかのお部屋が見えてきます。
杉材のフレームに縁取られたミーティングルームが並び、オフィスなんだけどショールームのようなスッキリ感。
廊下一つにも素材感が活きています。
8名用のミーティングルーム。
無垢のオークフローリングを天板に使用したビッグテーブルは特注仕様。
アートフレームやガラスシェードのペンダントが、ほどよく調和を図ってくれています。
グレーのコーデュロイを張り込んだ「ベーカーアームチェア」。
背面のリベットがアクセントのカジュアルなチェアです。
コーデュロイってのがまたいい。
天板にはもちろん配線開口。
フローリング幅に合わせることで、カモフラージュ具合がパワーアップしてます。
こちらは6名用のミーティングルーム。
ナチュラルで柔らかい印象のインテリアとなりました。
床置きのアイテムが変わっても、同じ照明器具を合わせることで統一感が保てます。
シンプル イズ ベスト。
やはりキラッとしたアイテムはどんな場面にも欲しくなります。
シンプルなフォルムのシェードなので、アクセントになりつつも邪魔することがありません。
多灯使いがおすすめです。
広くゾーニングされたセミナースペース。
モルタル床をベースに、ひな壇が造り込まれています。
ライトブルーのデニム座布団がアクセントカラーとなって、ざっくばらんに置かれた様々なクッションが適度にゆるい。
置かれたクッションたちはモノトーンとブルーの配色。
星柄やストライプを取り入れて、静かなんだけど賑やかな雰囲気。
3つ並んだ畳サイズのビッグキャンバス。
モダンな雰囲気を取り入れつつ、Aを形取るコンセプト。
実際に"そこ"に落とし込まれてみないと、正解かどうかが分からない。
いざ落とし込まれてみると、スッと馴染む。
グラフィックへの挑戦でした。
白い木目が立ち並ぶ爽やかな廊下。
陽の光を受けて、グリーンが映えます。
よく見ると、壁と床の間に隙間が・・・
うむ、どうやら隠し扉になっている模様です。パッと見、全くわかりません。
その奥には・・・
大きな窓に面したこの一角は、セミナールームから覗いていたお部屋でした。
腰の高さまでグリーンを張り巡らせて、テラス感も感じられるような、他のお部屋とは一味変わったミーティングルームに。
シャープなラインが美しいチェアと合わせて、その対比を楽しみます。
言わずもがな。
こちらにも当然、配線開口。
かたやカジュアルな半屋外のようなカフェシート。
かたや重厚感を纏った執務スペース。
そこに境界はなく、何てことなく自然に共存しています。
とても不思議な距離感。
それを良しとしているのは、色味のバランスだろうか。
いや、これが空気感というものなのかもしれない。
壁面には海や空、暑い空気を感じさせるフォトグラフとフェイクグリーンをディスプレイ。
昔の青春もので「空は繋がっている」的なセリフを耳にしたものです。
東京も九州もアメリカも、空の下では同じ大地であることに変わりはないわけです。
チャールズ&レイ・イームズ夫妻のデザインによるアルミナム。製造されてから60年が経とうとしています。
今もなお、インテリアに溶け込むデザイン性の高いシリーズとして愛されるこのチェア。
機能性はもちろんですが、インテリアの重要性に重きを置いた今回のプロジェクトに、ベストマッチのワークチェアといえるでしょう。
こちらは社長室。
ガラス張りの壁面となっていて、広く感じるのはもちろん、スタッフとのコミュニケーションが図りやすい利点があります。
オープンな環境、見えることの安心感が会社の絆を強くするのかもしれません。
あと、適度な緊張感も。
こちらは英会話のための学習室。
変形の特注テーブルを囲み、日々レッスンが行われています。
6Fエリアは中央にテラスを持つため、フロアがざっくりと二分されています。
その中央部分にはベンチシートやホワートボードを設け、コミュニケーションやライトミーティングの場となっている模様です
植栽の間に窪みがあり、そこにもシーティングが。
適度なお籠り感があって、集中したいときなどにも良さそうです。
今回も植えました。たんまりと、夜通し、植えました。
どこかファーム感のようなものを感じるような仕上がりに。
リグナ造園部、張り切って人員募集中です。
テラスには白い家具がいい。
夏は眩しいくらいに太陽を反射して、冬はしっとりと静かに佇む。
テラス家具は、その潔さが魅力的だと思います。
Create the company which attracts people in the world.
(世界中の人々を魅了する会社を創る)
前衛的で素敵なビジョンです。
Ask not what your company can do for you, ask what you can do for your company.
( 会社が自分のために何をできるかではなく、自分が会社のために何をできるか考える・・・ように)
ケネディの言葉を思い出します。
芯のある強い言葉、共有できるその想いこそが最大の熱源なのかもしれません。
人々を魅了する、そんな世界観を仲間たちと一緒に造り上げていきたいという想いは私たちリグナも同じです。
学ぶことの多い現場に立ち会えたことを嬉しく思うばかりでございます。
さて、次はどんな現場が待っているのか、楽しみです。
こだわりの家具・雑貨を組み合わせたインテリアコーディネート提案や、空間づくりのご相談を承っております。
インテリアコーディネートのご相談なら、著名人宅からホテルまで、実績豊富なリグナへ。
無料のご相談プランもございます。
おしゃれ家具大好き・経験豊富なリグナスタッフが、心を込めてご提案いたします。