愛知県蒲郡市。
潮風舞う海沿いに建ち並ぶ住宅展示場にて、戸建てのインテリアコーディネートをさせていただきました。
オーク材をベースとした内装は明るく、スチール素材が黒く輪郭を縁どります。床のレベル差をつけたそれぞれのエリアは、積み木を組み上げたかのよう。
しかしダイニングを基準としたゾーニングは、黒い手すりや階段でシームレスに繋がり、ジャングルジムのようでもあります。
家具もインテリアのマテリアルと合わせ、スチールとオーク、古材を取り入れたライトなインダストリアルテイスト。
暖かくて、カッコいい。
遊びのある空間に仕上がりました。
ここまで建具が少ない家というのもあまりないのではないだろうか。
オープンな環境が特徴的で、「あそこへ行くにはそこの階段を登らなければならない」といった冒険心をくすぐる構造。
日曜日、それは特製カレーをみんなで作るスペシャルデー。
キッチンにはダイニングを並べ、和気藹々と団欒の時間。
暑い夏にはとびっきりスパイスの効いたカレーが食べたくなる。
玄関扉を開けるとそこには家族の楽しそうな声といい匂い。
私のお腹も唸りをあげます。
大きな窓と吹き抜けた空間がもたらす開放感が心地よい。
黒い脚というのは一見重そうにも見えますが、同時にシュッとした印象も与えてくれます。
素材感や色味のメリハリもつくのでオススメですよ。
基地は基地でも、家族基地。
ワイワイ、ゴロゴロ、自由に楽しんでください。
ソファへのダイブは、パパがいる時限定ですよ。
ショコラケーキの様なソファの上には、柄物クッションを賑やかに盛り付けましょう。
サラサラと踏み心地の良いラグも、足の裏で楽しんで。
ぐふっ
黒のハンマートン塗装が施されたボディ。
細いアームとスナフキンヘッド・・・
サイズ感としても迫力があって、、、たまりません。
鈍くきらめくスプリング。
構造がそのまま意匠となったデザイン。
コテコテのインダストリアル好きにはどハマりです。
例えばコーギーとか、足の短い動物のお尻の様なボッテリ感。
独特な起毛の肌触りを楽しませてくれるマニソファです。
レザーや帆布もいいけど、こちらのカプリスもおすすめです。
オットマンにはからし色の帆布を。
しっとりしたカプリス、ザラついた帆布、この質感のギャップもちょっと楽しい。
スクエアタイプのミズヘリングローテーブルは、オーク材であしらいました。
シュッと細いスチール脚との対比にコミカルな印象も覚えます。
さらにはボッテリ感のマニソファとの対比も、また楽しい。
ぐはぁっ
鉄、車輪、黒・・・大好物すぎて。。。
全体的にオーク材をあしらった空間となっていますが、こういったディテールでアクセントが出せると、より一層魅力的な空間に仕上がります。
遊びのある天井、申し訳程度の植栽とアート。
空間の余白を大切にした、静かなデスクスペース。
ポランのデスクとイームズのチェア、そこに腰掛ける私。
嗚呼、パパは満足です。
ここでも黒を細いラインで取り入れ、軽やかに、そしてダンディに。
ダイニングを見下ろすこの位置は、家族の顔が見えて安心します。
黒く無骨でマットなエンジニアデスクライト。
そのアームのギミックといいヘッドカバーといい、、、
くっそー
長く伸びるブラックアーム、巻きつくねじれコード、真鍮のネジ。
・・・参りました、降参です。
「男心」なんてものを持ち合わせたばっかりに、こういったものについつい惹かれてしまう。
しかし、生活に必要なのは便利さだけじゃない。
アナログな造りだったり、少し手間だったり、そういったロマンの方が大事だってこともあるんだと思います。
自分なりの「豊か」があれば、それに勝るものはありません。
星空の様な天井とそれを写し出す穏やかな海の様な大判のラグ。
ウッドフレームのベッドは水面を漂う一隻の小舟。
少年は宙に夢を抱き、自分だけの秘密基地と称したデスクに向かう。
分厚い図鑑も何度読み返したことだろう。
いつか星と握手できる日を夢見て。
少年の秘密基地、コロロデスク。
一見ただの、ハコ。
隠された扉は自在に開閉し、そのシンプルなギミックが少年の心を掴んで離さない。
この小さなハコの中こそ、今の彼にとっての宇宙船なのかもしれない。
さぁ、君はその窓の向こう側に何を見る?
ワントーン落ち着いた一室はマスターベッドルーム。
古材やスチールを用いた、マニッシュテイスト。
フカフカの白い布団と心地の良い朝日。
毎日が日曜日だったらいいのにと、願わないわけにもいきません。
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