都内を中心にリノベーションブランドを展開する「REISM」とのコラボレート企画。
「REISM meets Rigna」
シングル向けのリノベーション空間をメインに、リグナが化粧を施します。
プロジェクト第30弾。
自宅で仕事をするにはどうにも引き締まらないと、オフィスとして利用を始めたワンルーム。
ちょっとだけ背伸びをして、インテリアにも気合を入れたSOHO。
初めてこの部屋を見た時に「小学校を思い出すなぁ」なんて思いました。
どういった空間にしようか見当もついていなかったけど、そのインスピレーションから「もし私が小学校の校長先生だったら」なんてテーマでお遊び半分真面目半分での空間づくり。
何と言ってもオシャレにしたい。これは大前提。
でも最初に感じた「学校っぽさ」みたいなのはそのまま活かしたかった。
モルタルの壁面、暗い色味のフローリング、見上げればむき出しの配管。
そう、これは少年時代の偏見と思い込みに基づいた「校長室 x リノベーション」計画なのだ。
さぁ、今日からここが私のオフィスだ。
早速登場のハイカラさん。
彼の普段は、いつかの懐かしい思い出をなぞるように、一歩ずつ大人へ。
一つ一つの動作が当たり前で自然。
あの時まだ”こんな”だった少年は大きくなり、自分の世界を作り始めていました。
気づけば、脚立もいらない上の段。
ひたむきに目の前の仕事に向き合うハイカラさん。
「楽な方がいいから」と、白Tがベーシックな彼も、いっちょまえに悩む姿が様になりました。
向き合わなければならないことが多い日々、目をそらして楽になりたい毎日。
だけど、自分の居場所が"そこ"にあるのを知ってるハイカラさんは、いつも探訪、いつも挑戦。
「ウロウロ」は、今の彼を表現するとともに、これからの彼の発射台の地を固めているかのようです。
あっち向いた時と、こっち向いた時。
同じ空間なのに、振り向けば変わってしまう、それがワンルームの面白さ。
扉や壁で物理的に仕切らない、家具とかグリーンでゾーニングする。
それが、ワンルームの面白さ。
来客用に準備したソファも、気づけば自身のリラックススペースに。
(・・・またまたぁ〜最初からそう考えてたくせに。)
でも。いいじゃない。自分の空間、自分の世界。
ビジネスするなら余計、それが大事なんじゃないかな。
「そんなハイカラさんがいい」って。
「チェスターフィールド」と言う呼び名でアメリカやカナダから広まったこの形。
アームと背が同じ高さで廻ってて、ボタン留めされた「X」がいっぱいあるデザイン。
形式張ってるような印象で、現代ではちょっと距離を感じる。
でもその張布が帆布/キャンバス で包まれてるってのがなんだかポイントだったり。
革だったらコテコテだけど、キャンバスだしラフさが出て馴染みやすかったり。
なんだか、思い出すところとか感じるところがあったり。
ブルーグレーの色合いもお気に入り。
ハイカラさんが大事にしてること、それは「潤い」。
かっこいい家具とか、おしゃれな壁紙とか、センスのいい照明とか、形あるものだけじゃなくて、「そこに何があるか」って、考えたりします。
グリーンが自由に葉を伸ばしてたり、花瓶に入れた水が陽の光を勝手に反射したり屈折させたり。
実際はその空間にいるのは自分だけかもしれないけど、「自分がこの空間に紛れているんだ」って思うと、なんだか色々見方変わったり。
なんだか、少し考えちゃったハイカラさんは、答えとかゴールとかはわかんないけどとりあえず毎日水を変えてます。
そこからかな、って。
水を注がれた花瓶、さす花は、まだない。
でもこれだけで十分だったり。
インテリアと言うか、空間?に気を使って観察する。
多分ずーっと変わらないんだろうけど、その観察がなんだか面白かったりする。
今あるインテリアは、ちょっと不思議で思慮深い時間をくれました。
・・・今度妹に生花お願いしてみようかな。
ベッドサイドからLD側を覗いて見ました。
反射、陰影、所々で変わる質感。
一見穏やかに見えますが、まるでどこか、楽しそうで賑やかにも感じられます。
なんだかんだ考え事してたけど、今日は夕方からの商談前に妹が遊びに来るんだった。
「やれることは今やっておこう。昨日の見積もりと・・・」
と、午後の時間に勤しむハイカラさん。
完璧か?いや、完璧ではない。
しかし気になる”アートの角度”。
ハイカラさん、大丈夫だって。
大体あってるよ。
「いや、しかし。。。」
そんなインテリアを大事にするハイカラさん、素敵だと思います。
「右にずれてるか左にずれてるか」とウンウン言ってる彼を横目に、彼のワークスペースを紹介しましょう。
メインスペースであり彼の全て、それはデスク。
「島的に配置させても違和感なくて、堂々とした感じ。」と言う要望を元に用意したデスク。
かっこいいデスクは、「かっこいい」を保ちたくなるものです。
”プレッシャーをかける”って感覚に近いかもしれませんね。
意識して整頓できるワークスペース、理想です。
デスク同様にウォールナットで合わせた書類ケースとお気に入りのチェア。
書類ケース「バトラー」は、各段自在に回転するため、使い勝手が良いのが自慢です。
そして「PP701」。言わずと知れた名作チェアをあえてワークチェアに選んだのは、
「一番座っている時間が長いから、ずっと座っていたいから」と。
叶うのならばウェグナーに伝えたいです。
ダークブラウンの床にもアクセントでラグを。牛革がパッチワークになったこちらのラグ。
買ったばかりの頃は「ん・・・獣の匂い?革だからか。」なんて感じたそうな。
しかし使い込むに連れて我が家に馴染み、気づけばいつも一緒のパートナーに。
ファブリックとかそうじゃないですか?
幼い頃に使ってた毛布とか、ぬいぐるみとか。
生活に馴染むのは、毎日に安心を覚えるのは、こう言ったラグやファブリックの存在が大きいのかもしれません。
作業時間も足りず妹がやってきた。
「お部屋は、清潔感か大切だから!」と、ありがたいお言葉と美味しい紅茶をいただく。
できる妹を持つと嬉しいもので。全くその通りだ妹よ。
おかげさまで背筋が伸びます。
と言うわけでエネルギーは充分、戦闘準備万端!
この商談を乗り越えてまた明日をつなごう。
毎日が必死だけど、頑張れるエネルギーをこの場所からもらっている。
さぁ、気張っていこう。
SOHO生活、時に孤独感。毎日自分をすり減らす感覚に近い。
だけど、頑張るってのは気持ちいい。わかりやすく結果になることが心地よい。
時に誰かのためだったり、自分のためだったり。
当初スタートした時に勝手に描いた「もし自分が校長先生だったら」と言うテーマが、今は意識していないにしろ、無意識に私の背骨をただしていてくれていたのかもしれない。
・・・なんてそんなのは夏の夢少年の夢。
自分の足で歩くと決めた私は、この部屋この仕事場と一緒に大きくなっていく。
こだわりの家具・雑貨を組み合わせたインテリアコーディネート提案や、空間づくりのご相談を承っております。
インテリアコーディネートのご相談なら、著名人宅からホテルまで、実績豊富なリグナへ。
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おしゃれ家具大好き・経験豊富なリグナスタッフが、心を込めてご提案いたします。