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コーディネート 081 “ GENTLY ”

IT技術を活かしリノベーション物件を多くの人に提案するGAtechnologyとリグナのコラボレーション企画
「WAKE UP TOKYO.
Renosy × Rigna」

リノベーションで新しく目覚めた東京の一室をリグナによるコーディネートで彩り、そこから生まれるとっておきの「朝のシーン」をきりとっていきます。
初回にお送りするのは,赤いカリン材のヘリンボーンが敷き詰められた中目黒の1R。

ステンレスのシルバー、タイルのグレー、扉のネイビー。どこかおとこっぽさもある、リノベならでは遊び心
自分らしさを享有し中目黒という街にたどり着く人にはこういうところがたまらないのかもしれません。

そこにある家具は個体差の強い杉古材とウォールナット。
ブラウンカラーだけど、それぞれ表情の違う木材はラスティックさとパリッとした緊張感を作り出します。

床に映えるたっぷりと育った植物たち、ガラスや金属にきらきらと反射した柔らかい朝日、
空気が徐々に水を含んだように変わりだして新しい朝が、はじまります。




RENOSY

間取り|1R 11.9畳
所在地|東京都目黒区
完成年月|2017年7月
業務範囲|トータルコーディネート
コーディネーター|リグナデザインチーム
協力|GA technologies
物件HP/before|中目黒S様邸
写真|今井 淳史

chapter : room
DAWN TIME

曇り空から差し込む日差しが丁度いい
リネンのカーテンが通す柔い光が、赤いヘリンボーンを敷き詰めた部屋に満ちていく。
アイアンの脚はより黒く、ウォールナットは反射した木目が艶めく。
ガタンゴトンという始発電車の音に相槌を打つようにとろとろと微睡みながら眺めるこの景色が今週のご褒美なのかもしれない。

chapter : her point of view
Open MY EYES

そろそろと起き上がり背伸びをするすっくと立つソリッドシェルフには、一目で気に入った雑貨たちが鎮座する。
うん、悪くない。
そしてかすかに見えるのは何度も読んだ大切な本の山
・・・うん、これも悪くない。

ほしい時にいつでも手に届く、このしっくりくる距離感が安心する

chapter : scene
Introduction MY FAMILY

たっぷりと植物を部屋に持ち込んだのは、彼らにしか醸し出せないものがあるから。
白いクロスも、家具も、無機質的なキッチンだって、彼らがいると一気に沸き立つ。

こうやって水を与える時間 一層グリーンが冴え、ふしぎとあたりも一緒に潤いはじめる。
毎朝、この瞬間が来る度
私は気持ちいいという感覚を確かめている。

chapter : scene
For MYSELF

自由になれる日は少し贅沢に、時間をかけて丁寧に、自分のためにおしゃれをする。
清らかな木目が穏やかにゆったりと時間が流れてくよう、鏡に映る自分はどこか満足気に見えた。

chapter : scene
SANCTUARY

昼も夜も仕事もあるし好きなお店で好きに食べる。
ただ、ここで食べる一日の始まりの朝ごはんが一番元気が湧いてくる。

一人じゃ大きいと思ってたコッカーベンチも今じゃ誰よりも使いこなせてるんじゃないかな、なんて。
サンドイッチが乗ったトレーを横においたり、足を伸ばしてコーヒーを飲んだり今みたいに本がたくさん積み上がっていることもしばしば。
見上げたら、一目惚れして全色集めたエポカが並び共鳴するようにキッチンもピカピカ輝く。
どんな朝だっていつもわたしを受け入れてくれる

ダイニングでも
リビングでもない

私だけの特別な場所。

chapter : her point of view
VISIBLE world

本が大好きだからこそ、仕事もその道へ。
もちろん仕事でも読むけれど、今はここで自分にぴったりな本の世界に旅立つ。

ふと顔をあげたらと独特の艶めきが目に刺さる
まあ、まちなよ。キミの出番はもうちょっと先だから。

そうしていると、壁やカーテンのホワイトとブラウンカラーの家具の中にちらちらと見えてくるブルー
好きなものほどほどほどにそれが、さらに綺麗に輝かせるコツ。

chapter : scene
MY WORK LIFE

やはりちょっと気になるオシゴト。
mustというわけじゃないけれど好きだからこそ、いつだって気になってしまうのは性分なのかもしれない。
とはいえ体はベッドに向かうからブランケットにごろごろしながら進めよう。

「・・・・・あ。02系だ」

chapter : scene
MY DAY isn't over yet.

気づけば16時

夕焼けとは違うけれど、あったかな光が頭上からふってくる場所でカモミールティーを片手にアボックチェアにすっぽり収まりながら考える。

(さて、今日はどこに食べに行こうか)
若干の気だるさと充足感に満たされて また、新しい朝を迎えに行く準備をしよう。

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