湯けむり上がる日本屈指の温泉郷、熱海。近年では気軽に行けるリゾート地として賑わいを見せております。
そんな熱海に建つマンションの一室をインテリアコーディネートさせていただきました。
窓を開ければ海風が流れ込み、ヴァイオレットのカーテンが優雅に踊ります。
テラスにはデッキが敷かれ、プチテラスに。
ここは、熱海。
モダンなインテリアは重厚で、包容力がある。いつ訪れても、安心がある。平穏がある。心に余白を与えてくれるような、静かな海と穏やかな波音。疲れを溶かすように洗い流してくれる豊富な源泉。
ここは、熱海。
スッキリと洗練された印象のリビングダイニング。
上品で整っているけど、素材感がしっかりと感じられるためか落ち着きを覚えます。
静と動が程よいバランスの空間に。
カーテンの揺らめき、一枚板の天板の木目、それらはまるで川の流れのように空間に動きを与えてくれます。
優しく、強く。
写真は止まっていますが、彼らだけは動き続けているのです。
洋室と洋室の間、畳が敷かれたしっとり空間。
和室。
家具だけではなく、テイストそのものが切り替わることで、
お部屋全体にメリハリがつきます。
この空間のシンボルといっても過言ではない魅惑のカーテン。窓を開け放てば、熱海の風に踊り出し、見る人を魅了します。
リネン素材が纏う、エキゾチックカラー。
しかしその肌触りは優しく、実に柔らかい。
ギャップに萌えます。
少し奥行きのあるベランダにも、家具を置いてシーンを作ります。グリーンは多め、視線は低め。空は高く、海が広い。
ひときわ目を引く、一枚板のブラックウォールナット。これからも、共に永く寄り添いたい逸品。
二股に別れたワイルドなエッジ。その存在感に、惚れ惚れします。
ディテールにも目が奪われます。これだけゴツくて激しいのに、
「優しさ」を感じるのはなぜでしょう。木って、いいよなぁ。
パトリシア・ウルキオラの美しい照明、「Tatou」。日本の「鎧」からインスピレーションを受けたという、強く美しい印象のライトです。
ONにすれば内側のシェードに暖かい灯がともり、外側のシェードを通して光の陰影を作り出します。※本件では引っ掛けシーリング仕様に変更していますが、本来は天井内での結線工事が必要となります。十分にご注意ください。
キャメル色のレザーがアクセントの「MANI sofa」。
オットマンとクッションは白く柔らかく、明るいコントラストの組み合わせ。
質感の違いも楽しめて、空間もオシャレに。ツートンおすすめです。
東京の喧騒から離れ、気軽に訪れることができる魅惑のリゾート。
白い光に包まれて、穏やかな週末を。
答えは風の中、いや、もしかしたら湯煙の中にあるかもしれません。
私も近々、白い光と暖かな湯煙に包まれに行こうかと思います。
ここは、熱海。
こだわりの家具・雑貨を組み合わせたインテリアコーディネート提案や、空間づくりのご相談を承っております。
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