コーディネート 087 GREEN GREEN

国道51号沿いに寄り添う、まだ子供のオリーブやブルーカーペットが迎えるナチュラルな門構え。
小さな庭の向こうに素敵なインテリアが広がっています。

ホテルの朝食コーナーを兼ねることもあり、ロビー側からも入れるダブルエントランス。
譜面台を記帳台に利用しているのもポイントです。

グリーンが彩り、アクセントとして映えるゴールドのペンダントライト。
互いに引き立て合う素材たちが、あなたをお出迎え。

スタッフの足取りも軽く、回遊性のあるオペレーション。
その日のご利用内容によってフレキシブルな対応ができるよう、テーブルは細かく区切っています。

ホテルの宿泊客として、また日常使いとしてはもちろん、結婚式の二次会などのちょっとしたパーティにも程よい広さです。
チェアがたくさん並んでいても、背が抜けているので圧迫感もありません。

ブラインドから入りむ陽差しが心地よい窓際の席。
グリーンのタイルが光を浴びてなんとも爽やか。
色違いのチェアがリズムよく並ぶ様も可愛らしいものです。

インテリアディスプレイも世界観を作り出す重要なポイント。
様々な角度からグリーンを取り入れる事で、賑やかさと安らぎ・Farm感を演出しました。

コンクリートブロックを積み上げてデザインされたカウンターの天面にはチップアイスが敷き詰められています。
その上には農場から運ばれてきた新鮮な野菜が所狭しと並べられた、楽しそうな野菜ビュッフェ。
まさにHARVEST（収穫）、お客様一人ひとりがご自身の体調などにも合わせて野菜を収穫するスタイルです。

実際にお皿に採る様子。
４方からカウンターを囲めるので、お友達や家族ともワイワイと収穫できます。
トングもゴールドアクセント。

野菜ビュッフェカウンターと合わせてコンクリートブロックが印象的なドリンクカウンター。
様々なドリンクが並ぶ中、デトックスウォーターは目にも華やかです。
何にしようかな？と悩むのも一つの楽しみ。体を気遣うメニューにするもよし、わがままに選ぶもよし、です。

カウンター内ではスタッフのみなさんがテキパキとオペレーションをこなしています。
なんだか、ドリンクを取りに来たはいいものの、カウンターの向こう側にも立ってみたい気持ちになりそうです。

見る角度によってはどこかリゾートテイストのようにも映ります。
コーヒーもいいし、デトックスウォーターもいいなぁ・・・私はそうだな、ハイボールもらえますか。

独自に開発したオリジナルのケーキが並ぶショーケースはどうしても目線を奪われます。
スタッフの方が丁寧に説明してくださるので、その"美味しい"話を聞くのも楽しめます。

定番のイチゴのケーキももちろんラインナップ。
かぼちゃのケーキも気になっているのだけど・・・どうしよう。

Farmer's kitchenという世界観から、どうしても”土”などのマット感のあるイメージが先行していましたが、
その農場で採れた野菜はきっと新鮮でみずみずしいに違いないと思い、こういった壁面タイルにも新鮮な野菜がもつ水分のイメージを紐づけられたらとチョイス。

カラーガラスのディスプレイも同様に、光が当たる事で”水”を連想させるような演出をコーディネートに取り込みました。

違うところには流木をさしたブラウンガラスのディスプレイも。

ガラスの繊細さと流木のラフさがいい感じです。

今回もRigna造園部としてはりきって植えて来ました、フェイクグリーン。
ソファに座れば程よく目線をカットしてくれる高さなのでパーテーションとしても機能しています。
ソファのファブリックにはくすんだグリーンのコーデュロイを。
ざっくりとした質感、滑らかな触り心地が楽しめます。

幾何学的な模様がレーザーで抜かれた、メタル素材の照明器具「ETCH」。
エッジのたったデザインが、ナチュラルな空間をナチュラル＆モダンへとグレードアップさせてくれます。

どんぐりの形をした「Acorn」。
可愛らしいフォルムの中、内側のアクセントにゴールドカラーがあしらわれています。

まるで飴が溶け出したかのようか表情を見せる「Melt」。
独特な奥行きと世界観が楽しめるアイテムです。

陽が落ち、宵闇に包まれるとレストランの雰囲気も一変します。
昼間のナチュラルで爽やかな空間は、夜にはしっとりとした大人の空間に。
庭のライトアップもあってか、自然と誘い込まれるような。

主張しすぎないミニマルサイズのサインに描かれた「YASAI STYLE」の文字も煌々と輝きを増しています。

夜はグッと雰囲気を増す店内。
照明効果が強く現れ、隠れ家のような印象を覚えます。

浮き上がるHARVESTの文字。夜が動き出す予感。

どこか妖艶な雰囲気を感じさせる、夜の森。
ボーッとしてしまいそうなムーディな宵の時間。
お酒が入れば、溶けてしまいそうです。

照明効果によって空間に強いコントラストがつき、昼間よりもどっしりとした印象。
昼の顔、夜の顔。
時間帯によっていろんなシーンが楽しめるレストランになりました。

居心地のいい空間はついつい長居してしまうものです。
最後の一杯をオーダーしたところで、本日の締めといたしましょう。
楽しい時間はあっという間。アインシュタインもそう言っていました。
自分に合わせた料理、野菜のチョイス、ドリンクオーダー。
野菜を収穫するような感覚が楽しめるレストラン「YASAI STYLE」。
ぜひ成田にお立ち寄りの際は足を運んで見て下さい。
2018年04月08日 OPENです。