インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉さんが、毎号Rignaのアイテムの中から1アイテムをピックアップ。そのアイテムのまだ見ぬ魅力を引き出す「映え」なワンカットをスタイリングしてもらう連載企画。第14回は、異素材遣いのミニマルなラウンジチェア「レイル ラウンジソファ」です。
異素材の組み合わせがポイントになってるラウンジチェアですね。凄くシンプルなんだけど、全体的なデザインのバランスがうまく保たれてる。ほら、アームの部分とか、こんな丸棒じゃないですか。フレームも丸パイプ。こういう潔いもので構成してデザインを成立させるためには、プロダクトにそれなりに本物感が必要で。それがないと、こういう丸棒だけみたいな状態じゃ成立しないんですよ。だからバランス感が重要で、それがうまくとれていると思います。
で、ラウンジチェアって、家具系の中では唯一といっていいくらいの、好きな角度でレイアウトできるアイテムで。例えばテレビ台とかシェルフを、壁から15°傾けたり45°傾けて置くことは普通考えられないですよね。でも、ラウンジチェアは自由。(レイル ラウンジソファは)日本のメーカーのものでサイズが比較的コンパクトだし、無理なくプラスアルファもできる。今回みたいにソファの向かいに配置して自分の特等席にしてもいいし、ソファに座って眺めたときに一番好きな角度で配置するとかもアリです。
以前、丸いものを取り入れると空間に動きが出るって話をしたんだけど、こういうラウンジチェアも、丸くはないけど角度をつくって配置できるから同じ効果が期待できる。1脚プラスしてあげると、だいぶ空間に変化が生まれます。(窪川さん)
ほんと、リビングってラウンジチェアの有る無しでかな〜り印象変わってきますよね。それだけでなんとなく上級者っぽくなるというか。見た目以外にも、会話しやすい距離と位置関係を自然につくってくれたりもするから、来客時などにもちょうどよき。個人的にはメインのソファとはデザインが全然違うものを置いちゃうコーディネートが好みです。スペースと予算に余裕があればラウンジチェアおすすめだけど、小さなオットマンとかでも窪川さんテクの「動き」はつくれるので、ぜひお試しあれ〜(スタッフ:有汲)
異素材の組み合わせで「日常のコントラスト」を楽しませる、"Bellacontte(ベラコンテ)"の1人掛けソファ。無機質でスッキリとしたスチール素材のフレームに、丸く、直線的につくられる天然無垢材のアーム。異素材が巧みに組み合わされ、心地のよい座り心地を生み出します。木アームやスチールフレームの色、座面の張地を豊富なバリエーションから好きなように組み合わせることができます。カバーリング仕様だから、カバーが汚れてしまったり、気分が変わってしまっても大丈夫。替えカバーもご用意しています。
その他撮影に使われたアイテムたち
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