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インテリアスタイリスト 窪川勝哉の ONE ITEM, ONE CUT. Vol.14 - 家具で唯一?の自由なアイテム -

インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉さんが、毎号Rignaのアイテムの中から1アイテムをピックアップ。そのアイテムのまだ見ぬ魅力を引き出す「映え」なワンカットをスタイリングしてもらう連載企画。第14回は、異素材遣いのミニマルなラウンジチェア「レイル ラウンジソファ」です。

窪川勝哉

1974年山梨県生まれ。インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。バンタンデザイン研究所インテリア学部在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事し、インテリアスタイリストの道へ。2002年独立し、小道具や撮影背景のスタイリングを担うインテリア&プロップスタイリストとしてテレビ番組などのインテリアコーナーや、雑誌のインテリアページのスタイリングを手掛ける。そして雑誌、TV等のメディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイや マンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手がける。2011年渡英。1年半の英国滞在を終え、2013年より再び拠点を ロンドンから東京に移し活躍中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。

今回の ONE CUT

Photo : Takeshi Sasaki
家具で唯一?の自由なアイテム

異素材の組み合わせがポイントになってるラウンジチェアですね。凄くシンプルなんだけど、全体的なデザインのバランスがうまく保たれてる。ほら、アームの部分とか、こんな丸棒じゃないですか。フレームも丸パイプ。こういう潔いもので構成してデザインを成立させるためには、プロダクトにそれなりに本物感が必要で。それがないと、こういう丸棒だけみたいな状態じゃ成立しないんですよ。だからバランス感が重要で、それがうまくとれていると思います。

で、ラウンジチェアって、家具系の中では唯一といっていいくらいの、好きな角度でレイアウトできるアイテムで。例えばテレビ台とかシェルフを、壁から15°傾けたり45°傾けて置くことは普通考えられないですよね。でも、ラウンジチェアは自由。(レイル ラウンジソファは)日本のメーカーのものでサイズが比較的コンパクトだし、無理なくプラスアルファもできる。今回みたいにソファの向かいに配置して自分の特等席にしてもいいし、ソファに座って眺めたときに一番好きな角度で配置するとかもアリです。

以前、丸いものを取り入れると空間に動きが出るって話をしたんだけど、こういうラウンジチェアも、丸くはないけど角度をつくって配置できるから同じ効果が期待できる。1脚プラスしてあげると、だいぶ空間に変化が生まれます。(窪川さん)

Photo : Takeshi Sasaki

ほんと、リビングってラウンジチェアの有る無しでかな〜り印象変わってきますよね。それだけでなんとなく上級者っぽくなるというか。見た目以外にも、会話しやすい距離と位置関係を自然につくってくれたりもするから、来客時などにもちょうどよき。個人的にはメインのソファとはデザインが全然違うものを置いちゃうコーディネートが好みです。スペースと予算に余裕があればラウンジチェアおすすめだけど、小さなオットマンとかでも窪川さんテクの「動き」はつくれるので、ぜひお試しあれ〜(スタッフ:有汲)

今回の ONE ITEM

レイル ラウンジソファ

異素材の組み合わせで「日常のコントラスト」を楽しませる、"Bellacontte(ベラコンテ)"の1人掛けソファ。無機質でスッキリとしたスチール素材のフレームに、丸く、直線的につくられる天然無垢材のアーム。異素材が巧みに組み合わされ、心地のよい座り心地を生み出します。木アームやスチールフレームの色、座面の張地を豊富なバリエーションから好きなように組み合わせることができます。カバーリング仕様だから、カバーが汚れてしまったり、気分が変わってしまっても大丈夫。替えカバーもご用意しています。

その他撮影に使われたアイテムたち

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