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インテリアスタイリスト 窪川勝哉の ONE ITEM, ONE CUT. Vol.15 - 家にいるけど外にいるような -

インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉さんが、毎号Rignaのアイテムの中から1アイテムをピックアップ。そのアイテムのまだ見ぬ魅力を引き出す「映え」なワンカットをスタイリングしてもらう連載企画。第15回は、場所を選ばないチェアハンモック「コンフォルタ」です。

窪川勝哉

1974年山梨県生まれ。インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。バンタンデザイン研究所インテリア学部在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事し、インテリアスタイリストの道へ。2002年独立し、小道具や撮影背景のスタイリングを担うインテリア&プロップスタイリストとしてテレビ番組などのインテリアコーナーや、雑誌のインテリアページのスタイリングを手掛ける。そして雑誌、TV等のメディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイや マンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手がける。2011年渡英。1年半の英国滞在を終え、2013年より再び拠点を ロンドンから東京に移し活躍中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。

今回の ONE CUT

Photo : Takeshi Sasaki
家にいるけど外にいる

ハンモックってくつろいでもいいしこのままうたたねしてもいいようなチェアだよね。前回の(Vol14)のラウンジチェアの時と同じで、自由な角度で置ける家具ってすごい限られてるんですよ。例えばサイドボードとかシェルフとかソファとか、壁に付けたりするのが基本になっている家具が多い中で自由度が高く置けるし、こういう物があると空間に動きが生まれる。少し置けるスペースがあればどこの空間に置いてもいいですよね。

今回は隣にダイニングかリビングかワークスペースがあると仮定して、そこにパーテーションをプラスし少し空間を区切ってゾーニングして自分のリラックスするためのちょっと贅沢な空間を作ってみました。パーテーションを使ってゾーニングするっていうのは今、テレワークやステイホームが流行っている中で空間と空間を区切ってあげるってことはすごく有効的なんじゃないかなと思います。パーテーションも自立式のものなので好きに動かせるものを足してあげるといいかなと思ってます。

あとは組み合わせたサイドテーブルやウォールタペストリー、グリーンは家にいながらも外感を感じられるような、木にかけたハッモックで揺られているような気分を家の中でも楽しめるような感じにしたくて。インテリアだけどインテリアらしくないっていうかずっと外感を感じられるものをメインでミックスしてスタイリングしています。

Photo : Takeshi Sasaki

こういうハンモックチェアっていかにお部屋に溶け込ませるかが大事だと思ってたけど、ゾーニングするのか。勉強になります。持ち運びができるパーテーションだから気軽に配置換えできるし、壁みたいに完全に隔てているわけではなく上が抜けてるからそんなに圧迫感も感じない。ベランダとかテラスには出せないって言う方でも、フィイクグリーンとかウッド調の物を置くだけでも雰囲気変わるなと思った。私もここでパソコン持って仕事したーいと思わせてくれるぐらいの居心地のよさでした。(スタッフ:まる)

今回の ONE ITEM

チェアハンモック コンフォルタ

スペイン南部セビリアの職人がハンドメイドで編み上げた一人掛けハンモック。ハンモックと言うとどこかに穴を開けて吊るしてどうしよう・・・と考えなければいけないイメージですが、ステンレスのスタンド付きなので、工事は不要!スペースさえ確保していただければ場所を選びません!スタンドは見た目とは異なりとっても軽量で工具不要で組み立て・分割が可能となっています。気軽に移動できるので置く部屋を変えてもよし、車に積んでピクニック・キャンプのお供にもよし。家族の一員として迎えてあげてください。成人男性でも脚を伸ばすことができる仕様となっております。背・座クッションと枕がそれぞれ同色の生地で付属しております。

その他撮影に使われたアイテムたち

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