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インテリアスタイリスト 窪川勝哉の ONE ITEM, ONE CUT. Vol.16 - 天然素材の抜けと軽さ -

インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉さんが、毎号Rignaのアイテムの中から1アイテムをピックアップ。そのアイテムのまだ見ぬ魅力を引き出す「映え」なワンカットをスタイリングしてもらう連載企画。第16回は、ラタンを使った「ヴァーグ イージーチェア」です。

窪川勝哉

1974年山梨県生まれ。インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。バンタンデザイン研究所インテリア学部在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事し、インテリアスタイリストの道へ。2002年独立し、小道具や撮影背景のスタイリングを担うインテリア&プロップスタイリストとしてテレビ番組などのインテリアコーナーや、雑誌のインテリアページのスタイリングを手掛ける。そして雑誌、TV等のメディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイや マンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手がける。2011年渡英。1年半の英国滞在を終え、2013年より再び拠点を ロンドンから東京に移し活躍中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。

今回の ONE CUT

Photo : Takeshi Sasaki
- 天然素材の抜けと軽さ -

ラタン素材の物って世界的にもムーブメントになっていて、素材自体そんなに高額にならないし、物も軽量なので取り入れやすいかなと思います。ラタン素材自体に抜け間があるので大きな家具をおいても重くならないのが特徴。もともとラタンミラーみたいなものは70年代にフランスで流行ってたんですけど、数年前リバイバルしてそこから一気にラタンのものが増えてきてます。
夏っぽい雰囲気があるかもしれないけど、冬も今回の様にファーを敷いてもらうと通年使えます。あとはクッションをおいたりして自分の好みの座り心地にアレンジしていくのもいいかなと。一緒に合わせた照明や収納に関しては全く同じ素材ではなくても似たような素材感のものを組み合わせてもらえれば空間に取り入れやすいかな(照明は水草・収納の扉部分は藤)。チェアとテーブルをベースに小物を足してもらうと、今から長くなるかもしれないお家時間を楽しんでもらえるかなと思います。(窪川さん)

Photo : Takeshi Sasaki

ラタン素材の物を取り入れる時、同じ素材で揃えないと、そうしないと統一感がなくなってしまうと思って取り入れにくかったけど、今回つかった水草や藤扉の様な似た物でもまとまりは出るんだなと勉強になりました。ファーなどの小物を入れると夏に限らず通年使えるのでコーディネートの幅も増えるし、後ろの柄の壁紙との相性もかなり良かったので、アクセントクロスが入っているおうちでも映えそう!(スタッフ:まる)

今回の ONE ITEM

ヴァーグ イージーチェア

見ているだけ温もりを感じられるランタン素材を使ったチェア。ラタン特有のささくれや色ムラなど個体によって差があるのも自分だけの特別感を感じられるのでは?
自然素材を使ことにより他の家具はもちろん、植物との相性はバッチリです。自分だけの空間を作るパーソナルチェアとして適しています。

その他撮影に使われたアイテムたち

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