インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉さんが、毎号Rignaのアイテムの中から1アイテムをピックアップ。そのアイテムのまだ見ぬ魅力を引き出す「映え」なワンカットをスタイリングしてもらう連載企画。第4回は、お部屋の名脇役「クレール フロアライト」が選ばれました。
インテリアを買おうをする時、間接照明ってつい後に回しがちなんですけどホント大切なアイテムですよね〜。お部屋がのっぺりした印象にならないように色んな方向から光を照らすことも、キチンと考えたいなと思いました。
クレール フロアランプは、つい眺めていたくなるほどに綺麗な曲線ですよね。オブジェのような照明があれば、お客様が来た時もそこから話題が広がりそうですよね!
窪川さん、今回もさすがのスタイリングでした。ありがとうございました!(スタッフ:與世田)
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次回は、ソファでくつろぐあなたの友達「シン ネストテーブル」です。どうぞお楽しみに〜
まずスタンドライトは空間の印象を左右するので重要なんですよ。例えばこの大きさのコートハンガーがあるよりも、スタンドライトはそれ自体の存在感に加えて、光を発生させるので更に周りの物にも影響を及ぼすんですよね。
光の演出ってとても重要なので、そういった部分でも大切です。天井に取り付けるライトっていくつも買えないけれど、間接照明っていうのは買い増しができますよね。例えばスタンドライトやテーブルライトなどで色んな高さから空間に光を当ててあげると空間に表情が生まれてくるんです。インテリアアイテムの中でこのくらいの高さがある物って、観葉植物かコートスタンドのような物しかないんですよ。あとはこの高さの位置にアートを取り付けるとか、シェルフを置くとか。
ソファの横に何か背の高いものを置こうとすると観葉植物とコートスタンドとスタンドライトの3択くらいになるんです。気をつけないと部屋は床置きの家具ばかりになるから、例えばダイニングテーブルもソファもだけど高さが900mm以下くらいで終わっちゃう。空間の上の部分がすっぽり抜けちゃうから、ある程度の高さのあるスタンドライトを置くとバランスがよくなるし、そこに光の演出もプラスされるので、間接照明っていうのはすごく重要かな。天井照明だけで、部屋全体を明るくしようとすると空間の表情がのっぺりしちゃうので色んなところから光を当ててあげると、人物のポートレートを撮る時と同じように表情豊かになります。
この照明はシルエットがとても綺麗だから、白い壁を背景に絵を描くような感覚で配置しました。デザインが小枝みたいで、アシンメトリーな形も綺麗。前回の丸いオットマンの時(vol.1参照)もそうでしたが、気をつけないと部屋は水平垂直な物だけで構成されちゃうから、斜めのラインが入ってくると空間に変化が出て良いですよね。なのであえて、今回はソファも水平的なデザインのものを選んでこのスタンドライトが主役っていうのが目立つようにしました。
これは僕のスタイリングの裏テクニックなんだけど、こいつが主役っていうのがあらかじめわかっているなら他のものと喧嘩しないようにしています。主役がすぐに目に飛び込んでくるように。余計な箇所はいじらないようにしていますね。(窪川さん)
つややかで、しなやか。重厚、かつ繊細。
匠の手仕事を極めた珠玉の【CREER】シリーズのスタンドライト。
シェードには「破れにくい・汚れにくい・燃えにくい」を実現させた、次世代和紙ともいえるワーロン紙を使用。
和紙の穏やかな雰囲気により、ふんわりと広がる灯りが、寝室の間接照明にぴったりです。
スッキリとした見た目がお部屋に馴染みやすいです。
その他撮影に使われたアイテムたち
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