インテリアショップ リグナ > Rigna Times > 【Topics】インテリア特集 > インテリアスタイリスト 窪川勝哉の ONE ITEM, ONE CUT. / Vol.7 -アールが繋ぐ昔と今-

インテリアスタイリスト 窪川勝哉の ONE ITEM, ONE CUT. Vol.7 -アールが繋ぐ昔と今-

インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉さんが、毎号Rignaのアイテムの中から1アイテムをピックアップ。そのアイテムのまだ見ぬ魅力を引き出す「映え」なワンカットをスタイリングしてもらう連載企画。第7回は、優しい曲線が特徴的な「キャンディ ソファ」が選ばれました。

窪川勝哉

1974年山梨県生まれ。インテリアのみならず車や家電、ステーショナリーなどプロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。バンタンデザイン研究所インテリア学部在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事し、インテリアスタイリストの道へ。2002年独立し、小道具や撮影背景のスタイリングを担うインテリア&プロップスタイリストとしてテレビ番組などのインテリアコーナーや、雑誌のインテリアページのスタイリングを手掛ける。そして雑誌、TV等のメディアでのスタイリングだけでなく、ウインドウディスプレイや マンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手がける。2011年渡英。1年半の英国滞在を終え、2013年より再び拠点を ロンドンから東京に移し活躍中。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。

今回の ONE CUT

直線と曲線で空間に動きを

初回の時も話したけど、基本的に家の壁も90度の直角だったりTVボードやダイニングテーブルの家具も基本直角のものが結構多いので、こうやってデザインがアシンメトリーだったりちょっとアールを描いているものっていうのは、一つプラスすると空間にすごく動きが生まれる。スペースに余裕があればこういうものでアレンジしてみると空間に劇的な変化が起こると思います。

あとはこれだけ奥行きのある座面だから、TV観ながら寝落ちしちゃってもいいし、胡座をかいてもいい。更に座面の上にトレーを置いてテーブルとして兼ねられるスペースもある。ただ座るだけじゃなくて色々な使い方が出来るアイテムじゃないかなと思います。

ミッドセンチュリーモダンの時代よりももう少し前の、プレモダン的な1930年代〜1940年代の雰囲気を感じるような、少しアール・デコのテイストも残っているレトロなテイストが今インテリアのトレンドの一つになっています。それをちょっとレトロさのあるデザインで、ポップにもクラシカルな印象にも持ってこれるこのソファを今回は1930年代〜1940年代を感じさせるテイストでスタイリングしてみました。(窪川さん)

Photo : Takeshi Sasaki

丸みを帯びたデザインは柔らかく優しい雰囲気を演出するのにぴったりですが、合わせるアイテムやカラーによって様々な表情を見せられる事に驚きました。まるで少女が大人の女性になったような、どこか妖しい雰囲気。ソファの撮影でドキドキしたのは初めてです(笑)カバーリングソファだからこそ、替えカバーを用意して気分によって変えてしまうのも楽しそうですよね。

また寛ぐ時間は意外といろんな体勢を取っているもの。これだけゆったりした座面なら、様々な過ごし方が出来るので、一日中このソファで過ごせそうです。大きな座面のソファが欲しくなっちゃいました。(スタッフ:くらさん)

次回は、北欧家具の名作「リッラ・オーランド アームチェア」をスタイリングしていただきます。

今回の ONE ITEM

キャンディ ソファ

カウチソファの中でもL字型ほど前面のスペースを取らないので、省スペースでも設置が可能。パーツの組み合わせが可能なので、お部屋のスペースに合わせてチョイスできます。またフルカバーリングの為全ての生地はドライクリーニングに対応。ご自宅で洗濯可能な生地や撥水加工された生地など、見た目だけでなく使い勝手も兼ね備えた生地が豊富に取り揃えられています。また高さも低めなので、カウチタイプで組み合わせても圧迫感が出ないのも嬉しいポイント。気兼ねなく寛げる一台です。

その他撮影に使われたアイテムたち

Share